相変わらず自分探ししてます。その1

1月の末に飯田橋で酒を飲んでいた際の事。
二軒目に行った所までは覚えているんだが、気付いたら青梅にいた。
更に奥地に行くようだったので、慌てて電車を降りたのだが、時間は既に午前1時。
上り電車もなかったので、仕方なく駅を出てタクシーに乗り込んだ。
かなりの出費をしてしまった。
これが今年2回目の寝過ごしだ。
まだ年が明けて1ヶ月もたっていない(当時)のに…。
翌日は幸い大した二日酔いもなかったので、大禍なく過ごせたのだが、カバンの中身を見てみると、毎回恒例菓子パンの空袋(しかも食べ切っていなかったので屑がカバンの中に散乱していた)と飯田橋のカフェのレシートが入っていた。
時間は22:15、恐らく二軒目が終わってから立ち寄ったのだろう。
しかもカモミールティーなど頼んでいる。
一体飲み屋をはしごした後カモミールティーを飲むなどというのはどういう了見だろうか。
酒飲みの風上にもおけない。
しかも430円の品代に550円を支払ってお釣りを上手にもらっている。
えらく冷静だな!記憶は無いが!
月曜日、一緒に飲んだ人にその話をしたら、そんなに酔ってるようには見えなかった、三軒目も行ったが、君は来ていなかった、という証言が得られた。
なるほどやはり二軒目の後にカフェに行ったのだろう。
またメンツから見て、俺と同じ方向に帰る人はいないので、1人だったと思われる。
さてここからが問題だ。
調べたところ俺が行ったカフェは22:30閉店だった。
しかし飯田橋から青梅まではせいぜい1時間半。
つまりまっすぐ向かえば0時には着いているはずだ。
それが1時という事は…どこかで折り返している、それも2回も!
遅い時間帯の中央総武線は行き先のバリエーションがかなりあるようなのでどう折り返したのかまでは調べる気にならん。
俺は鉄ちゃんではないのだ。
というか青梅以外でも高尾や大月、反対に千葉という可能性もあったわけだ。
大月とか千葉とかだったらさすがにタクシーで帰ろうとは思わんだろうな。
ちなみに今年最初の寝過ごしは1/2!

2014年ベストディスク

2014年リリースのアルバムから選出。
順位を必死になって考えるのがめんどかったので上位グループと中位グループに分ける程度にした。
また数も10とかキリの良い数字にこだわらなかった。
グループ内は順不同
中位グループ
OGRE YOU ASSHOLEペーパークラフト
marter 『SONGS OF FOUR SEASONS』
TAXI SAUDADE 『JA-BOSSA』
石橋英子 『car and freezer』
カラスは真っ白『おんそくメリーゴーランド』
sohn『Tremors』
上位グループ
坂本慎太郎『ナマで踊ろう』
tigran『shadow theater』
otori『be your noise』
蓮沼執太『時が奏でる』
BECK『Morning Phase』
ちなみに以下のアルバムはまだ聴いていないので、入れられていません。
くるり『THE PIER』
後藤まりこ『こわれた箱にりなっくす』
neco眠る『BOY』
pink floyd『ENDLESS RIVER』
dustin wong&嶺川貴子『Savage Imagination』
aphex twin『syro』
BORIS『NOISE』

凄く久しぶりに一曲録った事及び出来に対する言い訳

子供ができてからこっち、宅録を全くやっていなかったんだけど、約4年ぶりにこれを再開した。
再開するにあたり、いきなりつまづいたのがソフトのバージョンの問題で、こいつがOSに追いついておらず、検討の末25,000円を支払ってアップグレードを行った。
今更ウィンドウズ7をXPにダウングレードするわけにもいかないしね。
そんでアップグレードしてバージョン13になったんだけど、それまで使っていたのが5だったので、あまりに間が離れている事に加えて操作自体も久しぶりだった事もあり、まあ慣れない慣れない。
さらには音源ファイルを貼り付けできないわ、インストールされてないプラグインエフェクトがあるわ、MIDIキーボードは動かないわで、準備だけで3ヶ月くらいかかる為体。
なんせ今は子供が二人に増えているのであり、論理的に言えば前より更に時間が少なくなっているのである。
で、ようやく準備が整いましたならば今度は演奏がどうにも下手で。
ええい、しょうがないリハビリ、リハビリってんで細かいとこには目をつぶり、作業を進めた。
進めたんだけど、やっぱり後から聴くと、あーここダメだなー、直してぇなぁって思うんだけど、いざPCを前にすると、そもそも今やってる曲ってリハビリ用に簡単そうだから選んだだけで、そんなに好きじゃないよなー、そんな曲にこれ以上時間かける必要ってあるの?っていう気持ちも頭をもたげ、結局はその間での堂々巡りが続き、これでは埒があかん!という事で未練を断ち切り作業を終了したものが、今アップロードされているものでございます。
https://soundcloud.com/ono-win


この曲はデジロック風味、特にaMとかQEMISTSを参考にして作りました。
中盤の4ビートのパートは今様のよれたリズムに挑戦するも、勉強が足りず「ただズレてるだけ」にしか聞こえない最悪の出来であります。
その他アレンジ、演奏、ミックス等あらゆる面においてクソみたいな出来なのですが、もうこの曲に関ずらわってる時間ももったいないし、でもこの曲をただ葬るのも寂しいので、恥をしのんでアップしました。
タイトルは『Full Auto Rehabillitation』と付けましたが、リハビリという言葉から連想した以外は大した意味はありません。


あとそれだけだとなんか寂しかったのでG.A.Lというバンドをやっていた時に作って、ライブの来場者にはこの曲の記憶しか残らないという『lost』という曲もアップしました。
それでは二曲合わせてお聴き流しください。どうぞ!

THE BOOM FINAL@日本武道館

12/17のこのライブをもってTHE BOOMは解散した。
'89年にメジャーデビューして以来オリジナルフルアルバム14枚をリリース、僕は'96年にリリースされた7枚目『TROPICALISM -0°』から本格的に聴き始めた。
一般的には'92年頃の『島唄』のブレイクで沖縄のイメージが強いけど、その後は『風になりたい』に代表されるようなブラジル音楽に傾倒していた時期があり、僕はその頃の楽曲がとても好きで、今のブラジル音楽好きにもつながっている。


一曲目にいきなり『島唄』、その後は『Human Rush』、『you're my sunshine』『TOKYO LOVE』とラテンな曲が続く。
なんて俺得なセットリストだろうか。
って思ってたら5曲目の『berangkat-ブランカ-』で早くも落涙する有様。
そうかぁ、俺そんなにブランカ好きだったのかぁ。
とまあこの辺までは良かったのだが、中盤に差し掛かったあたりで『おりこうさん』を筆頭に初期曲をダイジェスト版でお送りするコーナーが始まり、途端に取り残される事に。
初期曲はもちろん一通り聴いたのだが、いかんせんバンドブームスカサウンドで、全く興味が起きず、ていうか率直に言ってクソ。
んだどもまあ客層が大体アラフォー中心であったので、きっとデビュー当時からのファンの皆さんも多かった事であろうから、このコーナーが一番盛り上がっていた事は当然と言えば当然。
でもこれ以降の展開で『真夏の奇蹟』とか黒い名曲も演奏されるわけだけども、いまいちこう周りの人達は本当にこの辺の曲は好きなのだろうか?さっき程盛り上がっていないのではないだろうか?みたいな余計な事に頭がいってしまい、なんだか惨めな気持ちに。
例えばユニコーンは俺が完全に全曲好きだから何をやろうと何の文句も無いんだけど、THE BOOMは振り幅が広過ぎるのでこういう事態に陥るのである。
初期からのブーマーは3rdアルバム『JAPANESKA』以降の音源がリリースされた当時どう思ったか聞いてみたいよね。
ああ、ブームオワタって思った人結構いるんじゃねぇかな。
でオワタって思ったけど、青春の1ページだし、最期は見届けに来ましたみたいな。
舐め過ぎ?舐め過ぎか?
間違いなく言えるのは初期曲はリズムがシンプルだから合いの手が入れやすいんだけど、沖縄・ブラジル以降はリズムが複雑になるので合いの手が入れにくいのかな?とか思ったんだけど、『風になりたい』は結構みんなリズムがとれていて、なんなのお前ら?って感じだ。
まあ色々あったけど、アンコール一回目で、ミヤが最後の曲はあまり悩まず決まった。っていうか今日やった30曲弱は全部皆さんへのメッセージなんです、的なMCがあり、始めた曲、彼らの言いたい事はつまりはこれなんだ『明日からはじまる』。そう、

僕らの青春は明日から始まる

THE BOOMは解散するけど、彼らの、そして僕らの人生はまだまだ続くし、それが青春じゃないと誰が言えようか。
このMCからイントロの流れでまた泣いてしまった。
お疲れしたー!


その他
・立ちボー宮沢和史
僕の席は二階のしかもステージの真横という決して良い場所では無かったのでステージ見つつ、大型モニター見つつって感じだったんだけどハンドマイク時のミヤの顔と言ったらコロッケがモノマネをする誰か、にそっくりであった。


・みんなおばあちゃん
細野晴臣は誰がどう見てもおばあちゃんだし、なんだったら坂本龍一もおばあちゃん化しつつある昨今、ミヤを除くヤマタカトチギの3人は50を前にしてこちらもおばあちゃんぽい風貌になっていた。
特に孝至と山川は髪型がなんかおばあちゃんぽいかんじだったし、栃木に至っては髪型は全く普通なのに(最年長という事もあるのか)ナチュラルにおばあちゃんぽかった。
日本人のベテラン男性ミュージシャンがおばあちゃんに寄っていく現象(ユキヒロさんを除く)に名前を付けたい。


・様子がおかしいコーラス
女性コーラスが3人いたのだが、その内の1人がアラレちゃんがかぶってそうな形の、それも真っ赤なニット帽と黒縁メガネをしていて、歌ったり踊ったりしていた。
この人は何者なんだろうかと目が離せなかったのだが、終盤ようやくメンバー紹介があり、「この人が帰って来ましたー!南流石ー!」
ダンサー、振付師、そしてギター小林孝至の元妻、南流石であった。合点がいった!
その後の『シンカヌチャー』では琉球太鼓の一団を従えて(?)の大立ち回り(?)。
そしてダブルアンコール後サポートメンバーが4人のメンバーと1人づつハグをしていくコーナーがあったんだけど、そうなると自然と高まる緊張感。
孝至と南流石がハグするシーンでは会場からため息ともなんともつかない声が漏れ、この瞬間だけは自分も一体感を得られた。

ここ数ヶ月に行ったライブの備忘録と行く予定のライブ

7月 あらかじめ決められた恋人たちへ/w大森靖子、森は生きている@新代田FEVER


9月 syrup 16g@東京国際フォーラム ホールA


10/11,12 朝霧ジャム
見た奴
G.LOVEYOUR SONG IS GOODOOIOO


今後行く予定
10/18 APOGEE@青山月見ル君思フ
12/17 THE BOOM(ラストライブ)@日本武道館

まっすぐ座ってください

もう先々月の事になるが、免許の更新のため免許センターに行った。
様々な流れ作業を経て、写真撮影に辿り着いた。
撮影機の前に丸いすが置いてあり、そこに座って顔写真を撮られる。
これまで何度か経験してきたので、別段気負うような事も無く順番を待っていた。
自分の番になり、係員の指示に従い椅子に座った。
すると係員は「まっすぐ座ってください」と言った。
俺は狼狽えた。
言っている事の意味が分からなかったし、これまでまっすぐ座ってくださいと言われた事がなかったからだ。
あまりに狼狽え過ぎてどうしていいかわからなくなり、言葉も発せなかったが、なんとか身を乗り出して、さしずめ雛壇芸人のツッコミが大中小とあるとしたら、中くらい、つまり座ったままで上体だけを前に倒したり、戻したりするあれ、がやっとだった。
異変を感じた係員の怪訝そうな顔を見てようやく俺は「あの、まっすぐ座ってるつもりなんですけど」と言えた。
これに対し係員の答えは「それはあなたがそう思っているだけです」という無常なものであり、俺は呆然とする他無かった。
何秒くらい経過しただろうか、恐らく実際にはそれ程長くはなかったと思いたいが、俺の後ろに待っている人がいるという事に思い至り、ようやく「あの、どっちに曲がってるのか言ってくれないと自分では直せないんですけど」ととても困った顔で言った。
係員もようやっと右だ左だ頭だ肩だと言ってくれるようになり、撮影は終了した。
はあ、なぜこんな目に。
あの人一日にかなりの数の人の写真を撮ってるわけでしょ?
中には俺みたいにまっすぐ座ってるつもりが実は歪んでる人なんていくらでもいそうなもんだけどなー。
などと思いながら安全講習を受け、新免許証が発行された。
うん、曲がってる、曲がってるよ。
肩が斜めになってる。
せめてきっちり撮ってくれよ。

APOGEE『Out Of Blue』

APOGEE5年ぶりの4thアルバムリリース。
俺がAPOGEEを知ったのは確か4年くらい前なので、ニューアルバムがリリースされる!ひゃっほーい!っていう気持ちになるのは今回が初めて。
更に昨年リリースされていたシングル『Fall Into The Sky』が非の打ち所がないくらいに、俺がAPOGEEに求めている要素を満たした曲だったため、否が応でも増す期待。
8/5とうとうアルバムリリース、しかしこれが評価の難しい作品になっている。


1曲目、『Runaway Summer』冒頭、硬質なSEのビートから始まる。
あ、この曲は4/29のワンマンでも演奏していたような気がするぞ!
APOGEEと打ち込みは相性がいいようだ。
と思ったのも束の間、どうも様子がおかしい。
ライブで聴いたよりも80'sリバイバル感が強い。
更に言うと音場に奥行きが無い?
音も全体的にかなりつぶした様な質感になっている。
2曲目『Tonight』も質感は変わらず。
しかも、えー、これはチルウェイブ?
この調子で行ったら『Fall Into The Sky』はどうなるの?
あの曲だけ全然違う感じだけど、合わせてあるの?それともそのままなの?
3曲目『Losing You』、これも前のライブでやってた。
シャッフルでハイテンポ、珍しく疾走感のあるロックな曲だった。
この曲もやはりエレクトロニックな感じで若干印象が違う。
『Fall Into The Sky』は6曲目、その前にPVが作られ一足先にオープンになっていた5曲目『Twilight Arrow』は音に隙間があるからかつぶれた感じがあまりしなかった。
良い傾向だ。
そして『Fall Into The Sky』、あー、そのまんまだー。
質感合わせるとかそういう事は行われてねー。


アルバムを最後まで聴いて改めて思ったのは『Fall Into The Sky』が浮きまくってる。
浮遊感とかそういう事でなく、存在が(浮遊感もあるが)。
別に80'sリバイバルでエレクトロニックな方向性が受け付けないっていうわけじゃない。
これはこれでありだなと。
ただじゃあ先行して出した『Fall Into The Sky』の落とし前はどう付けるんだと。
上述した様に『Fall Into The Sky』は非の打ち所がないと思っている。
俺が好きなAPOGEEの要素は①黒いリズム②グルーヴィなベース③奇抜な音色のシンセ④歌⑤空間の奥行きが感じられる音場、てなとこか。
先行シングルがこの全てを満たしてるんだからアルバムもその路線を期待するのが人情というものだ。
しかしアルバム全体で見ると③と④しか無い。
前作『夢幻タワー』を聴いた時のがっかり感は無いが、正直戸惑っている。
と言うか今APOGEEがこの路線で行く必然性があるのか?
遅れてるとまでは言い切れないが最先端ではない、この路線で。
仮に5年前にこの感じをやってたら、おー!こう来たか!って思うだろうけど、今聴いても、おー、こう来たかー…、くらいにしか思えないの。
救いは恐らくこれがライブではまた違った印象になるであろう事。
だがその肝心のライブも現時点でアナウンスされているのはブッキングされた対バン企画のみで、レコ発ワンマンとかツアーとかはあるのか無いのかすらよくわからない。
いくらメンバー2人が学生になったからって単発のライブくらいは組めるだろ。
あー、もやもやする。


書ききれなかった諸々
・ドラムがとうとう打ち込みになってしまった模様
前回のライブの開演前、同行した会社の後輩が「基本みんなうまいけど、ドラムは下手ですよね」と言っていて、「下手・・までいくかな?普通じゃない?」と答えたが、終演後「ドラムは下手だね」、「ですよね!」などとというやり取りをしたっけ。
しかし30台後半で医学部通い始めるとか凄いな・・・。
・ギターが小さい
とはいえそれは前からだしな、と思って過去音源を聴いたらそこまで小さくなかった。
どんだけ小さいの!
・ピアノ
ピアノ音色が全く使われていない。
少なくとも聴き取れなかった。
極端!
・ライブ盤またはライブDVD
ライブはCDより良いはず、と上述したが、録音作品としてはこのアルバムが残るので、是非ライブ盤かライブDVDを出してほしい。
そうじゃないと一面的にしかこのアルバムが評価されない。
というかなんでライブDVD出さねぇんだよ、出せよ!