plini@渋谷SPACE ODD
プリニという名前を最初に知ったのは約半年前のサンレコの記事だったのだが、同記事内でメタルのサブジャンルであるDJENT(ジェント)というのがあり、それはインストゥルメンタルで、AORっぽさもある音楽だとの事。
もしやと思って聞いてみると、これあれやんか!一昨年我々界隈(俺の他にあと2人くらい)を騒がしたCHONも仲間な感じのやつやんか!
そっかー、ジェントって言うのかー、俺は勝手に爽やかメタルって呼んでたけど、もう少しかっこいい名前があって良かったなー。
で、プリニも好きになったんだけど、バンドなのかソロギタリストなのかもわからなかったので、ググったらオーストラリア出身のソロギタリスト26歳で来週(当時)日本でライブがあるという。なんてタイムリー!
渋谷のスペースオッドというライブハウスだったのだが、まあ外人が多くて半分近くが白人だった。
あとほとんど男で、女性は1割もいなかったかな?やっぱりメタルはメタルなんだね。
そうすると勢い客の平均身長が高くて、空中戦には負けないぜって感じだし、さらに悪い事にこのライブハウスのステージがあんまり高くない。
キャパ的には200人くらいは入るか?代官山ユニットくらいなんだけどステージが低くて。
プリニさん(ちなみにファーストネーム)は見えるものの顔しか見えなくて、手元が全然見えないの。
パートによって音量差が大きくてすごい繊細なプレイも多いので、手元が見えないと何やってんだか全然わかんない。
しかもプリニさんが終始クールな顔して弾いてるから余計によくわからない。
ただ前のエントリーで客の話を書いたけど、客の一体感(笑)が凄かったよ(空中戦も強い)。
特に俺のすぐ前にいる若い男性2人組がどうやらすごくファンらしく、俄かの俺と違って、イントロが始まる度に、フゥーー、って言うわけ。良いなー、良いぞー。
ただそいつらがやたらとスマホをいじってて、そこは気にくわねぇなあと思ってたんだけど、ただ俺の目に入ってくる彼らのスマホの画面に映る文字が明らかに日本語じゃなくて、ていうかどこの文字かもわからない。
タイ?東南アジアのどこか?よく聴くと2人の会話も日本語でも中国語でも韓国語でもない。
まじか!タイ(という事にしとこう)からこのために遥々来たのか、日本在住なのかわからないが、なんか凄いぜ!
帰り道にYouTubeでライブ動画を検索したんだけど、あんまり無かった。
オフィシャルのMVがちょっとだけ。
CHONみたいにプレイスルー動画たくさん上げてくれ!
お前らはどうか知らんが、俺は蓮沼フィルニューイヤーコンサート20019には満足していない
1/7、恵比寿リキッドルームで、蓮沼執太フィルがニューイヤーコンサートと銘打ってコンサートを行った。
蓮沼フィルを生で見るのは2014年、『時が奏でる』のツアー以来。
その時に感じた事はこのブログにも書いた(https://ono-win2.hatenadiary.jp/entry/20140429/1398758397)が、つまるところ、オフマイクとオールシッティングで、踊りたくても踊れない、という所がポイントだ。
昨年はアルバムリリース、そしてすみだトリフォニーホールでのコンサートもあったわけだが、今作は前作ほどのインパクトを感じていない事とホールでのパフォーマンスは自分には合わないという判断から見送っていたところにリキッドルームでのオールスタンディングである。
待ってたぜこの時を。
しかしこの期待は打ち砕かれた。
演奏は申し分無かった。
序盤ライブハウスの超オンマイクPAと音数に慣れるのにわずかに時間がかかったが、よく考えるとむしろそちらのほうが日常。
ツインドラムも曲によっては今までにないアレンジで聞かせてくれるし、やっぱり曲全体としてクレッシェンドしてるし、盛り上がるよね。
じゃあどうして満足いかなかったかというとその原因は他のお客さんとのバイブス?の違いだろうか。
入りはキャパシティの恐らく8~9割くらいかな、フロアにそれなりの余裕があったので踊るには申し分無かったのだが、まあみんな動かねんだ。
俺の見える範囲で体を大きく(それとて自分のテリトリーを大きく逸脱するようなレベルではない)動かしているのは3人くらいしかいなかった。
曲が終わっても誰も手を挙げないし、歓声も挙げない。
静々と拍手するだけ。
この周りのリアクションの薄さに、俺の昂ぶった気持ちの行き場が無い!
こんな事書くとお前は周りの反応ばかり気にして音楽を聴いているようだが、一番大事なのは自分がどう感じたかでは無いのかと思う向きがあると思うし、実際自分もそう思った。
こんなにも周りの反応を気にしているのかと驚いたくらいである。
なんでか考えた時に思い浮かんだのが、欧米人の客の事。
欧米の音楽ファンは日本人とはノリが違う。
周りがどうだろうと自分が興奮していればそれをストレートに表現するので、なんか1人だけうるさい客がいるみたいな事が若い頃しばしばあって、それがなんかやだった。
ここで俺が己の昂りのまま振る舞うとあの欧米の客と同じじゃないかという恐怖があったわけだ。
いや、しかしそれは周りが大人しいのに自分だけ盛り上がるのは怖い、というだけの話。
俺はライブにおける観客の反応が自分と同じようになる事を期待しており、それも無いと満足できない、他の客のアクションも含めてライブと捉えているという事だ。
驚いた。一体感という言葉は使いたくないのだが、これが一体感でなくて何が一体感だろうか。
そもそもこいつらはなぜこんなにも盛り上がらないのか。
俄かか、俄か音楽ファンか。
いや、俄かが蓮沼執太にたどり着くかというとかなり怪しい。
違う、「オシャレ」で音楽選ぶ奴か。
俺の音楽に対する評価軸に無い「オシャレ」。
あり得る、それなら盛り上がらない理由もわからんでもない。
そうなるとあと気になるのは演者の皆さんなんだけど、この客の状態をどう考えてるのか。
上々だと思ってるのか、盛り上がりに欠けると思ってるのか。
つーか、あんなに盛り上がるように曲を設計してんのにそれに対してダイレクトに反応が無いなんて本当に手ごたえあるのかな?
という事を2ヶ月近く経ってようやく文章にできました。
2018ベストディスク
MOROHA BEST?十年再録?(初回限定盤)(DVD付)
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こんな暑苦しくて恥ずかしいの2回は聞かなくていいなと思ったんだけど、何回も聞きたくなるの。
12/20にライブにも行ったんだけど、ライブも凄く良かった。
あとファルセット系の美麗なボーカルなのにちょび髭の中肉中背の兄ちゃんなのも味わい深い。
このタイミングでサニーデイがこんなに音楽性を更新してきているとは!と驚いた。
シタールがいるサイケバンドなんだけど、ずぶずぶ感がありますよね。
どれかを1位にしなきゃいけないならこれかな。
- アーティスト: Kamasi Washington
- 出版社/メーカー: Young Turks Recordings
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空間系なところが良かった。
日本人ばっかりになっちゃったな。
2017ベストディスク
8位T
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大体同じくらいっすよ。
7位
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4位T
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聴いたタイミングも近かったので、言ったらこの2作でセットみたいな印象。
3位
ピュア・イマジネーション ~ヒット・カヴァーズ・コレクション~
- アーティスト: ジェイコブ・コリアー
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重厚なハーモニーワークが最大の聴き所だと思うんだけど、トラックもどうも全部自分でやってるっぽくて、ほんと天才って怖いなって思う。
2位
Elektrac [帯解説・特種パッケージ仕様 (8Pブックレット付) / シースルー・ステッカー封入 / 国内盤2CD]先着特典ステッカー付き (BRC540)
- アーティスト: SHOBALEADER ONE,ショバリーダー・ワン
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1位
- アーティスト: CHON
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しかも2位がshobaleader oneなのでテクいのをとにかく聴いたんだなと。
朝霧ジャム2017
なんだかんだで毎年行ってる朝霧。
今年のハイライトはなんと言ってもCHONだ。
全然知らなかったのだが、若手の技巧派インストバンドだというので聴いてみたらまあ巧い。
バンド名が玉に瑕だが、そもそもアメリカ人(メンバーの好きな元素記号を組み合わせたんだって。好きな元素記号なんかねえよ)。
ペトロールズと丸かぶりという不運に見舞われたが、ペトロールズはいつでも見れるのと違って彼らはこのチャンスを逃したら次があるかどうかもわからない。
という事でパーティはメインステージに残し単身サブステージへ。
パフォーマンスは期待に違わぬ内容だった。
やはりどう考えてもギター2人のテクニック、そしてコンビネーションが最大の魅力。
時にユニゾン、時にハモリ、時にリードとバッキング、と多彩なコンビネーションと16分のフルピッキングだのタッピングだのと超絶技巧を駆使して音像を描き出す。
ライブ(または動画)で見るとその凄さがよくわかる。
ドラムも結構うまくて、ショバリーダーワンでもいけるんじゃないかっていうタイトなリズム(スネアのチューニング)なんだけど生だとどうしても2人に目がいっちゃう。
ちなみにジャンル的にはマスロックと言うよりは爽やかメタルって感じ。そう、爽やかなの。
今更ながらフジロック2016を振り返る
去年は7年ぶり4度目となるフジロックに行った。
6年前には、もうぼちぼちメンツもあれだし、今年は行かなくていいかって感じになっていて、で一回行かなくなるとまた行くのにはかなりの決断力がいるじゃないですか。
そこいくと去年は20周年だったからかなんなのかヘッドライナーの発表の時点で、シガーロス、ベック、レッチリ、バトルス、ジェームスブレイク、ディスクロージャーetcetcって状態だったのでこんなん行くしかないじゃんて言う。
何の気なしに嫁さんの前で今年のメンツマジヤバイって話をしたら行ったらいいじゃんて言われたので大手を振って行きました。
金曜日
OKI DUB AINU BAND
SUCHMOS
james blake
sigur ros
ROTH BART BARON
朝出発したため、午前中のボアダムスとリトルクリーチャーズは見れず。畜生!
土曜日
avengers in sci-fi
The Album Leaf
大森靖子
WILCO
BECK
TORTOISE
SQUAREPUSHER
ホテルニュートーキョー
アルバムリーフは9年くらい前のフジロックをドタキャンしてて、9年くらい越しに見れて本当に良かった。
ベックは『Morning Phase』中心を期待してたけど、ポップスターセットリストだったためトータスに移動した。
後から聞いたら『Morning Phase』の曲もやったらしい。
日曜日
BO NINGEN
dCprG
オオヤユウスケ
Robert Glasper Experiment
BABYMETAL
explosions in the sky
BATTLES
電気グルーヴ
マイベストアクトはバトルスなんだけど、オーラスの電気がとにかく楽しかった。
みんなが知ってる曲を惜しみなくやるもんだからもう最高。
2016ベストディスク
7位T Seiho『Collapse』
Collapse [ライナーノーツ封入・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC509)
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Aa [帯付き / 国内仕様輸入盤CD + 特典CD] (BRLM036)
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- アーティスト: GOGO PENGUIN
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- アーティスト: Animal Collective
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- アーティスト: MUSIC FROM THE MARS
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