三栖一明

三栖一明 (単行本)作者:向井 秀徳発売日: 2017/08/26メディア: 単行本(ソフトカバー)NUMBER GIRL、ZAZEN BOYSの向井秀徳が生い立ちからZAZEN BOYSの活動までを振り返る。 発売当時の2017年はZAZEN BOYSの活動が比較的下火だった事もあり「今更向井の思い出…

NOKIA 復活の軌跡

NOKIA 復活の軌跡作者:リスト シラスマ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/07/04メディア: 単行本(ソフトカバー)ノキアはかつて携帯電話市場で世界で4割のシェアを誇っていたが、スマホ市場の拡大に乗り遅れ、経営危機に陥った。 著者のリスト・シラス…

2019ベスト

アルバム 2位~9位 王舟『Big fish』Big fishアーティスト:王舟出版社/メーカー: felicity発売日: 2019/05/22メディア: CD椎名林檎『三毒史』三毒史(通常盤)アーティスト:椎名林檎出版社/メーカー: Universal Music =music=発売日: 2019/05/27メディア: CDAA…

かぜの科学―もっとも身近な病の生態

かぜの科学―もっとも身近な病の生態著者 : ジェニファー・アッカーマン早川書房発売日 : 2011-02ブクログでレビューを見る»イギリスのサイエンスライターが書いた非学術書。子供を育てる親としてにわかには受け入れ難いのが寒さとかぜのひきやすさには相関関…

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1

チェルノブイリ・ダークツーリズム・ガイド 思想地図β vol.4-1著者 : 東浩紀ゲンロン発売日 : 2013-07-04ブクログでレビューを見る»福島の25年後と相似形をなす可能性もあるチェルノブイリが現在どうなっているかを知る上で重要な一冊。そしてこの本の最大の…

大里俊晴『ガセネタの荒野』

ガセネタの荒野大里俊晴月曜社発売日:2011-07-20ブクログでレビューを見る»なんて高潔で退廃した精神の持ち主なんだろう!70年代後半にアンダーグラウンドで活動していたガセネタというバンドの回想録。人に勧められてわけもわからず読んでみたら途轍もなく…

磯部涼『踊ってはいけない国、日本 ---風営法問題と過剰規制される社会』

踊ってはいけない国、日本 ---風営法問題と過剰規制される社会磯部涼河出書房新社発売日:2012-08-25ブクログでレビューを見る»クラブカルチャーガー、とか言ってるだけの本だったらがっかりだなー、と思ってたけど、そんな事はなかった。磯部涼がセレクトし…

マリオ・バルガス=リョサ『悪い娘の悪戯』

悪い娘の悪戯マリオ・バルガス=リョサ作品社発売日:2011-12-23ブクログでレビューを見る»僕にも昔あったよ、悪女に振り回されたい願望がね。この小説はそんな願望を擬似体験できる上に、実際にはそうならなくて本当に良かったと思えたし、ていうか俺にはマ…

開沼博『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』

「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか開沼博青土社発売日:2011-06-16ブクログでレビューを見る»この本の特筆すべき所は原発を受け入れる側の意思に焦点を当てている事だ。とかく国が強引に押し付けた、という風に語られがちだが、立地自治体が積極…

宇野 常寛『リトル・ピープルの時代』

リトル・ピープルの時代宇野 常寛幻冬舎発売日:2011-07-28ブクログでレビューを見る»長ぇ。ビッグブラザー=大きな物語=国民国家=・・・は既に壊死し、現在はリトルピープル=データベース=貨幣と情報のグローバルなネットワーク=・・・の時代になって…

2011年ベスト

2011年にリリースされたものの中から選びました。 CD 3位タイ OGRE YOU ASSHOLE 『homely』 これまで大してチェックもしていなかったが、ゆらゆら帝国プロデュースチームという事で聴いたらフレッシュだった。 3位タイ MOGWAI『hardcore will never die,but …

ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』

最近海外文学に漠然と興味が出て来たので、少しづつ読んでいる。 海外文学ったって広いから何から読んだものやらわからないけど、どうもガルシアマルケスというバッグのブランドと同じ名前の南米の作家がすげーらしいと聞き、その中で名作と誉れ高いらしい同…

アベフトシ/thee michelle gun elephant

去年の12月に発売されて、でエントリーを書いてたのにアップするの忘れてた! 一昨年の7月に急逝した元thee michelle gun elephantのギタリスト、アベフトシの本。 ギターマガジン等のリットーミュージックの雑誌インタビューや写真、そして関係者の話とかか…

奇界遺産

昨年僕が最も面白く読んだ、というか見た本は『奇界遺産』というタイトルの写真集だ。 この写真集は世界中の奇怪な人工物、風習、人物を詰め込んだ一冊である。 そのタイトルに恥ない奇っ怪な写真がA4の大版で次々と網膜に叩きつけられる。 洞窟の中の町とか…

本の同人Asi第2号を読んだよ

今年の5月の文学フリマでたまたま第1号を買ったんだけど、書店業界の裏話的な内容で、ああこれ業界の人だなっていう。 特に書店激戦地を行くっていう記事で津田沼を巡ってて、はは、仕事の一環で俺もこういう事してるよ的な。 津田沼っていうチョイスも渋い…

Fカップ朝ドラヒロイン倉科カナの水着写真集を定価で買う方法

アロ、みんな元気? 朝ドラ見てる? 俺は見てないけど、嫁がなんか見てるよ。 そいでなんか今の「うぇるかめ」の子がなんか「女の敵」と言えるくらいぱいおつがかいでーという話を聞いていたわけよ、嫁から。 期間限定とはいえ増乳中の嫁がそこまで言うくら…

俺のお土産スタイルを見ろ

上司の四天王が病気で入院した。 お見舞いに行った人の話に依ると、寝ている分には何の問題もないが、長時間起きていられないし、物も食えるんだか食えないんだか。 そうなると本を読むくらいしか無いわけで、みんなお見舞いには本を持って行ったらしい。 俺…

UMA-SHIKA感想文

文学フリマでUMA-SHIKAを購入した事は前回書いたが、今回はその感想を書きたい。 最も印象に残ったのは西荻区長さん(id:nishiogikucho)による『信じようと信じまいと』だった。 僕はこの話を読み終わった時、戦慄を覚えた。 それは陰惨な結末に、ではない。 …

「法則」のトリセツ

水野俊哉氏(id:toshii2008)の新刊。 これまでの書評系の3作のおいしいとこ取り的作品。 実はこれまでの著作及び紹介されている本を読むにつれ、そこで提唱されている事が多岐にわたっていたり、相反しているということがあったりして、僕はこれをまとめられ…