双子の日にふたご座の俺が双子について考える

数年前の話だが、たまたま高校時代の同級生と出くわした。
駅だったので、久しぶりーくらいの会話を交わす時間しか無かったのだが。

その後ふと思った。
俺の友人知人には双子の片割れが少なくとも4人いる。
確かみんな一卵性だったと記憶している。
さらにはそのもう片割れとは1組を除いて会った事が無い。

そして数年前偶然会った友人も双子の片割れだったのである。
つまりその時は偶然にあった奴は、偶然にも俺の知ってる方の片割れだったわけである。
逆に言うと知らない方の片割れに偶然会う可能性もあるわけである。
恐らく双子といえど多少なりとも雰囲気なりは違っているに違いないが、はっきり言って何年かぶりに会う友人だ。
雰囲気の一つも変わっていて当然というものである。
ましてやもう片割れはしらないのである。
ということは見た目での見分けは不可能、そうすると俺の知ってる方だと思って話しかけても向こうは誰でしたっけとなるわけである。
これはこちらとしてはあぁ、あいつの双子の兄弟だったか、と合点がいくのだが、困るのが間違えられたほうで、たぶん兄弟と間違えて声をかけてきたんだろうけど、それにしてもこの人はどこのどなたなんだろう、ということになるわけである。
こちらとしてはあいつによろしくとか言えるかもしれないが、間違えられたほうは、で、結局あんた誰なの?的ななんか悶々とした感じになるのであろうなぁ。
恐らく一卵性の双子にはそれは避けられないことであろう。
双子の組数×2の数だけそういうことが起こっているのである。
しかしそういったやりとりが各地に頻発しているかと言うと、そんな事の当事者になったこともないし、そういう場面に遭遇したことも無いのである。
ということは人間意外と双子くらいは見分けられるという事だろうか?
それとも双子には友達は少ないのだろうか。
あるいはそもそも俺の思ってるほど双子の数が多くの無いのだろうか。
そこんとこ、どうなの?