悪の組織の五箇年計画
悪の組織といえど、「組織」である。
やはり組織である以上なんらかの目的、そしてそのための計画があってしかるべきである。
悪の組織の目的といえば、世界征服と相場が決まっている。
世界の滅亡という場合もあるだろう。
征服はなんとなくわかるが、滅亡させてどうすんだ*1という気もするが、いずれにせよ崇高な目的である。
にも関わらず、である。
奴らの計画といったらまるでなっちゃいない*2。
怪人やら改造人間やらを開発し、五月雨式に投入するものの、その強さは勝てたらいいね*3程度のもので、全くもって埒があかない。
世界征服(滅亡)などという一大事業を手がけていると言うのにまともな計画も無いようでは一体どうやって株主*4の承認を得ているのだろうか。
それともあれか、独立行政法人か。
天下り先*5か、悪の組織は。
ともかく五箇年計画くらいは組んでもいいだろう*6。
真っ先に言えるのは前述したように五月雨式は愚の骨頂である。
悪の組織に相対するのはほとんどの場合、少数精鋭のチームである。
少数精鋭のチームには物量に弱いという弱点がある事は攻殻機動隊S.A.C.2*7で白日の下に曝された*8。
やっぱり4年くらいひたすら耐えて怪人なり、人造人間の開発、量産に充てるべきでしょ。
ただ、スポンサーの意向を汲んだ電通の担当者がエース怪人*9は常に露出して欲しい、とか言ってくるかもしれないから、そこは多少考えておかなければいけない。
あと一般戦闘員の戦闘力が低過ぎるから武器を持たせろよ。
あれじゃただの足手纏いだろうが。
段々アイディアが雑になって来た。
というかさっき気付いたのだが、この話は岡田斗司男の世界征服は可能かみたいな新書で論じられている可能性が高い。
世界征服にはまずそちらを読んでからにしてください。