[日々]コンビニ

家の近くにコンビニがある。
大手ではなく、中堅のとこで他ではあんまり見ない。
品揃えが独特でなんかやたらと輸入物のお菓子があったり、飲み物とかもちょっと気が利いていたりする。
また店員が忙しく立ち働くという事がなく、常にバックにおり、客がレジに来るとようやく表に出てくるという最近では珍しいくらいのいい加減な店だ。
以前住んでいた家の最寄りのコンビニはどうやら直営店ぽくて、接客が過剰であった。
バイトの錬度もやたらと高く、客としてもなんかしゃっちょこばってしまう。
ちゃんとした店が必ずしも良いとは限らないという事なのかもしれない。
なのでこの店に関しては、別段自分に不利益があるわけでもないし、品揃えも含めてこういうのも味かなと思うようにしていた。
こないだまでは。


つい先日ビールを買いに行ったら、プレミアムモルツが通常の棚ではなく、棚の手前のなんか網網のとこ、あるでしょ?うまく説明できないけど、あそこに横倒しになって4本くらい置かれていた。
いや、おまえそれいくらなんでもやりすぎだろ。
なんていうかこれはもう許せなかった。
自分も流通業の端くれである。
ビールを持ち、レジに向かった。
応対したのはバイトらしき若い兄ちゃんである。
「ビール売場が変ななってんじゃん?ああいうのは得心いかないんだけど。」と言って立ち去った。


今思い出すと、後悔する事が二つある。
一つは応対したバイトらしき兄ちゃんがそれをやったとは限らないという事。
もう一つはその時俺が着ていたのが「働くおっさん人形」のDVDの特典の、おっさん達の顔がプリントされたTシャツ(プロフィールの写真参照)で、俺の言葉には酷く説得力が無かった事。