フジロックは本当に最高か

先日フジテレビで深夜に放送されていたフジロックフェスティバルのダイジェストを見た。
去年までは4年続けて行っていて、なのでわざわざ見るのもあほらしく感じていたが、今年は行かなかったので。
噂どおりトムヨークの恰好がださくて笑ったが、それにしてもこの手の映像が流れると、判で押したように客が「フジロック最高ー!」と言う。
本当に最高だろうか。



暑いし、突然大雨降るし、移動距離長いし、待ち時間長いし、人大勢いるしで結構つらい。
だけどよく知らない人たちが想像を遥かに上回るパフォーマンスをしてくれたりする。


仮に最高だったとして、しかしカメラの前で「フジロック最高ー!フー!イエー!」ってやるのは違うと思うのだ。

言葉は口に出してしまうと、寒冷地で息が凍るかのように形を得るが、それは平面的で薄っぺらくなものだ。
だから最高なものを簡単に「最高!」と言ってはいけないのだ。
迂遠な言い回しや譬えを使って吐き出される言葉に立体感を持たせなければいけない。


結論
とはいえフジロックは最高だ!