光のネットワーク

昨年ユニコーンの再結成ライブのチケットをゲットした頃、興奮していた僕はしばらくユニコーンばかり聴いていた。
それを聞かされていた嫁さんはユニコーンの事はほとんど知らなかったのだが、『PTA』という曲だけは聴き覚えがあるという。
なぜこんなシングルカットこそされているものの、ベストにも入っていない地味な曲だけを覚えているのだろうか。
それはなんでも小学校高学年の時の担任の先生がなんか事あるごとにかけていたらしい。
小学校の先生がユニコーンのPTAを生徒に聴かせる…。
やばい、こればやばいぞ。
どうやばいのか歌詞を引用していこう。

僕達の新しい先生は若くて楽しい人気者
爽やかで体育の時間は僕らと一緒に汗をかく

Aメロ一発目の歌詞である。
この時点で若干のきな臭さが漂う。

だけども僕にはわかるんだ
先生も本当は悩んでる
テレビのようにはいかないね
大変な職についたね

生徒に自身の立場を理解して欲しいという願望の表れか…。
3番の歌詞はもっと直接的だ。

僕達の頼れる先生はこの頃疲れているみたい
授業中騒がしくしてると時々突然むきになる
先生の立場にしてみれば
PTAと学校の板挟み
そんなに頭が良いのにね
大変な職についたね

ほとんど降伏宣言ではないか。
ちなみに2番のBメロは

彼女がいないと冷やかされ
もちろん恋する暇が無い
美人の生徒にゃ手が出せない
大変な職についたね

と、ロリコン半肯定。
世間的にみれば民生がまたおかしな歌詞を書いた、で済む話だが、事もあろうに小学校の先生が生徒に聴かせるのにこれ程女々しい曲も他にあるまい。
その先生が今どうしているかは嫁の知るところではない。


ちなみにこのPTAという曲はユニコーンが持ち前のユーモア精神を発揮し、TMNのパロディを行った曲である。
〜PTAと学校の板挟み〜の所が特に聴き所で、T.UTUっぽくて最高だ。