定額制音楽配信サービス試してます。

僕は音楽が好きで好きでたまらないけどケチでケチでどうしようもない。
数ヶ月前まではTSUTAYA DISCASとかの宅配レンタルをよく使ってた。
一度にたくさん借りればアルバム1枚200円くらいになるからまんず安い。
ただ大きなデメリットがあって、PCに取り込んでi-Podに入れるのがスゲーめんどくさい。
結局金をケチって時間と労力をやたらとかけてるっていう。
じゃあiTMSとかamazon MP3にしろって話だけど、アルバム1枚1,500円くらいだから200円と比べると気軽さが無い。
なんて事をぼんやり思ってたら、TBSラジオの『菊池成孔の粋な夜電波』のスポンサーにソニーMUSIC UNLIMITED(以下MU)がつき、番組の中でMUがいかに素晴らしいサービスかをやたらと喧伝するようになった。
MUっつったらあれだろ?ナップスターみたいな奴だろ?
あれってだって自分の聴きたい曲が全部入ってるとは限らないじゃんな。
しかもデータが自分の手に残るわけじゃないしクソだろって思ってたので、歯牙にもかけていなかった。
しかし宣伝を聞く内に分かった事は、まず月1,000円だって事。
月1,000円ならレンタルに大体月3,000円以上使ってたからむしろ安くなるじゃねぇか。
しかも最初の一ヶ月は無料。
それから曲数が1,500万曲だっていうじゃないか。
ちょっと多過ぎてピンと来ないくらいだ。
そして最終的に決め手になったのはジョンケイジを始め、現代音楽も多数含まれているという文句だった。
別に好んで現代音楽を聴いているわけではないが、現代音楽まで入ってんだったらもう大抵のもん入ってんだろ。


という事で利用開始、率直な印象としては邦楽少な目、洋楽のそれも古い音源が充実してる。
分かってはいた事たが、1,500万曲揃えていても僕の聴きたいのが全部入ってるわけではない、というか印象値としてはヒット率50%くらい。
うーむかなんか言ってる内に二ヶ月経とうとしていた(サービスの利用期間が実は一ヶ月ではなく30日だったため、ぼんやりしてたら自動更新されて1,000(正確には980)円課金されていた)ので、競合他社のサービスを使ってみんべって事でレコチョクbestを試してみた。
正直レコチョクを試す事に強烈な抵抗感があって、理由は何と言ってもその謳い文句、J-POPを中心に100万曲、このがっかり感たるや。
でもMUみたく最初の14日間無料ってやってたのでまぁいいかなって始めたですよ。
そしたら意外や意外、MUと遜色ないんだよ。
邦楽に関してはMUよりカバー範囲が広い印象、洋楽の品揃えにはもとより期待してなかったが、思ってたよりあるかも。
はっきり言って僕も含めた普通の人のレベルでは1,500万曲と100万曲という数字の差は恐らく実感できないんじゃないか。
クラシックやジャズは全然聴かないからあるいはその辺で大きな差が出ているのかもしれないが。
いずれにしてもレコチョクの謳い文句はもうちょっと考えた方がいいのでは?


さて結局の所どうなのよってとこだけど、かゆいところには手が届かないってとこか。
上記2つとKK BOXというサービスも試してみて、当たり前だが、MUにあるが、レコチョクに無い、あるいはその逆、あるいはどれにも入ってないっていうのがそれぞれのアーティストによってあるわけ。
だからそれをきっちり把握しようとすると更に手間がかかる。
金をケチろうとすると手間がかかるというのは、これ真理と言わねばならないのが現状。
でも聴きたい時にあれどこに入ってんだっけとか思い出さなきゃいけないとか悪夢。
だからエクセルで表を作った。
表が完成した時の喜びはそこそこに、PCをシャットダウンした後のなんでここまでしなきゃいけないんだ感たるや異常。
あれ?そう言えば元々は手間を減らすために定額制サービスを始めたんじゃなかっけ?