近藤浩志君が公私混同

気が付くと俺は井の頭通りを走っていた。
夜ではあったが見慣れた光景、のはずだった。
しかし駅へ向けて、曲がる小道が一向に出てこない。
こんなはずじゃないと、辺りを何度も行ったり来たりするのだが、全く道は見つからない。
頭に来たので壁を平手で思いっきり叩いて叫んだ「痛かった・・・今のは痛かったぞー!」


気が付くと電車は駒場東大前に着いたところだった。
電車から飛び降り、ハッとした。
なんで降りたんだ?
俺ん家この駅じゃない・・・。


気が付くと俺は永福町辺りを走る電車に座っていた。
嫁からメールが来ていた。
「今どこー?駅で待っているのですが」
なぜ駅で待っているのだろうか。
とりあえず場所を伝え、ついでにメールのやりとりを見返したのだが内容に全く覚えが無い上に意味がわからない。
嫁「いつ帰って来るの?」
俺「おいこら?@老い駒場とうまだいまえまえま、よ、今帰ってますよ」
嫁「駅まで迎えに行こうか」
俺「待っているよ」
嫁「駅で待ってなさい」
俺「あ?ちかづいたならだけど?murashit君全然あってねーじゃん。んだよ!」
嫁「着いた」
俺「お願い詩タイところでだけど今てまノーイタカラっどごいくれるぜ・・・ の」
嫁「今どこー?私は駅で待っているのですが」
俺「今永福町です」


さっぱりわけがわからないし、なぜmurashit先生に毒づいているのかもよくわからない。


家に帰るとカバンの中からノッキンオンヘブンズドアのDVDが出て来た。
一緒に飲んでいたバンドのギタリストから貸してもらったのだろう。


翌日その彼からメールが来た。
「最後のほう記憶がないんですけど、何時頃帰りました?あとノッキンオンヘブンズドアがないんですけど・・・」
さあ・・・ちょいと俺にはわからねぇ質問だなあ・・・


今日の俳句
牛丼で胸ヤケ起こす29