MHK 松本人志のコント

ハードディスクに保存しておいて見ていなかったら大変な悪評を聞かされた。
曰く、クソ、よく見たシュールさ、松本は退場すべき、MCでもやってろ、というものであった。
そしてこの悪評を俺に聞かせたのは一種の踏み絵であるというので慌てて見てみた。


結論から言うと、退場すべき、とは思わなかったが、確かに目新しさは無く、別にそれほど面白いとは思わなかった。
映画(と言っても結局『大日本人』しか見てないけど)と違って今回のコントは本人にとっても我々にとっても慣れ親しんだフォーマット(出演者、世界観、尺等)なので、ある種安心して見ていられる。
但しそれは目新しさが無い事と表裏一体なんだけど。
例えば初っ端の浜ちゃんとの奴はビジュアルバムのシステムキッチンネタと病院ネタを思い出した。
浜ちゃんと2人でやればこうなるよねと、安心して見られた、今になって思えば。
先述の通りかなりネガティブなバイアスがかかった状態だったので、正直これこの調子で続くのかと不安に思った。


次の影絵英会話はなかなか見ない感じだったので、良かったとして、その次の名探偵三河安城ってあれ、なんだ?
ゴリラの紹介無かったよね?
俗に言う後出しジャンケンじゃないの?
しかも結局ダジャレ?
最後の探偵の独白いるか?
でも恐らく最後のあれがやりたかったんだろうからそれ考えたらこのネタ自体いるかって話だよね。
パロディのつもりなんだろうけど、…これはなかなか酷かった。


結局、映画よりはマシだけど、ビジュアルバムでやった事は越えてないし、更新もされていない、と言うことか。
ちなみに第二回も見たけど、そっちはそこまで捨てたもんじゃなかったよ、新しくはなかったけど。
伝統芸として見ればいいじゃないさ。
と言うことで、踏み絵は踏んだけど、よく見ると顔は踏んでないみたいな感想でした。